前回の砂絵の一種なのですが、その精神性やデザイン性の高さ、緻密さなど
非常に特殊ですので改めて紹介します。
Large Sand Mandala, Tibet by IvanWalsh.com
チベット仏教の儀式として行われる砂曼荼羅。
数週間から時には数ヶ月かけて描かれます。
数週間から時には数ヶ月かけて描かれます。
砂を落とすためのチャクプと呼ばれる金属の筒を使って聖砂とよばれる色砂を細い棒で押し込みながら繊細に緻密に描いていきます。
そして何日もかけて描きあがった曼荼羅を声明を唱えてすぐに崩し(!)、水に流します。
勿体無いですが、それが修行であり供養であるそうです。
日本でも相田みつお美術館でダライ・ラマ法王生誕70年の記念行事として「チベット砂曼荼羅の世界」が開催されています。
戦後60年にあたり、平和を祈念する法要として実際にギュト寺院の僧侶が来日して「観世音菩薩砂曼荼羅」を9日間かけて描き、隅田川に砂を流しました。
上の写真では下書きがありますが、知り合いのお坊さんにチベットの僧侶が来日した時の写真を見せていただく機会があったのですが、その時は4人で4方向からフリーハンド(!)で緻密な曼荼羅を描き上げていました。
タイムラプスで砂曼荼羅が描かれていく様子
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