Alfombra--Vaquero by Gruenemann
Meditations in Sand by Todd Huffman
図画工作の時間に糊のついた台紙に色砂を貼り付けて絵を作った経験ないですか?
現在でも日本では情操教育の一環として砂絵が取り入れられている所が多いようです。
身近な「砂」をマチエールとして使った絵画技法は古くからあり、世界中で多様な使われ方をしてきました。
古くはイカーと呼ばれるネイティブ・アメリカンのメディスンマンによって病気を治す儀式として砂絵が描かれていました。
また、インドのコーラムと呼ばれる女性の花嫁修業のために庭などに色砂で模様を描くもの、チベットの砂曼荼羅などすべて砂絵と言っていいと思います。
砂曼荼羅については日本でも馴染みがあるので後日改めて取り上げたいと思ってます。
日本でも江戸時代までは、砂絵は伝統行事や娯楽、大道芸などで描かれていました。
日本独自の砂絵としては何といっても銭形砂絵が有名で、寛永10年(1633)に藩主である生駒高俊公を歓迎するために一夜にして作られたと言われています。
規模や成り立ちは砂絵というより実際は砂像に近いですよね。
現在でも100m以上もある「寛永通宝」が有明浜の白砂に見ることが出来ます。
年に2回の定期的な補修と、自然災害などで壊れたときは市民総出での補修をしているそうです。
こうして380年も前のものが未だに見ることが出来るのも苦労を厭わず伝統を守ろうとする人たちがいてこそですよね。素晴らしいです。
こうして380年も前のものが未だに見ることが出来るのも苦労を厭わず伝統を守ろうとする人たちがいてこそですよね。素晴らしいです。
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