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スカル君1号:アンダーゲート型

2012/01/28


胴体と頭をセットで抜けるよう
同じ原型使ってアンダーゲート型のちゃんとした奴も作ります。

型取りブロックで大きさの検証















Mrクレイ(油粘土)に原型を埋めます。
薄すぎると崩れやすくなるので1cmくらいは厚みを残すように。













原型の周辺は丁寧に。
粘土を取るとき外れない、且つ抜けやすさを考えながらやや深めに埋める。

後で掘るのが面倒なので割り箸で湯道を作っておく。










でシリコン流します。


量の算出。

6.3cm * 12.2cm * 7.4cm = 568.764立方cm

最大で 569mlのシリコンが必要

だけど原型の分があるので250mlを2回溶けば良いかな。

硬化剤は

100:4=250:10

で10ml。






















よーく混ぜて。気泡が抜けるまでしばし放置。


後は気泡が入らないよう高いところから糸状につるつると流します。




台をゆすったり、トントンして気泡を追い出す。

飽きるまで。




で硬化待ち。


















固まったら原型を剥がさないよう注意してMrクレイを取り去る。

端っこのほうが結構残ってるので綿棒とかアルコールティッシュ+爪楊枝とかで綺麗に。

粘土は再利用するけど、シリコンと触れてた面は変質してそうなのでカッターで切って捨てます。




で、ざっと離型スプレーを吹いちゃいます。

シリコーンバリアーとかブルーワックスのが良いんでしょうが面倒。

でも結局、透明で塗れてるか微妙に不安なので

スプレーを紙コップに出して筆でも塗り塗り。


でまたシリコン流し。さっきと同じ量。



またトントンしたら硬化待ち。



硬化したので開けました。
離型スプレー3回ほど吹いたんだけど
全然割れなくておまけにダボが折れちゃいました。
次回からは素直にワックス使います。








気泡は大丈夫。

湯口と空気穴を掘りなおし。
角を落とす。

完成。

スカル君1号:型修正

前回紙コップで型取りをしたところ
レジンが流れなそうな所があったのでちょっとだけ修正。

元々湯口にするつもりだった穴をシリコンで塞ぐ。
2mmのアルミ線の穴なので多分0.5gも要らないけど。。。
やっと届いたデジタルスケールで量れる
最小単位0.1gに合わせるしかないので

100:4=2.5:0.1

なので2.5gのシリコン溶いて、3滴くらい硬化剤を入れるという。
これでも余るのでまたおゆまるハンドに今度は片面だけ流しました。

で普通に頭側に湯口を掘ると。
いわゆる普通のトップゲート型。

ので紙コップの底を切ってそこから流すことに。
漏れなきゃ良いなぁ。




スカル君1号:シリコン型取り②

東京戻ってから体調を崩して10日程放置してしまいまんた。

やっとシリコン型ご開帳の儀。





紙コップを破きます。
アルミ針がモノに対して横を向くように作ったので
アルミを曲げ過ぎないようにしてバリバリ。





よく固まっとる。

アルミの方向を頼りに鉛筆で切り開く線を書き込む。








で大型のカッターナイフで切り裂く。
何度も歯を入れるとせっかくの型が台無しなので
一筆書き的にえいっと切る。
因みにコップ型でない場合はギザギザに切ってダボの代わりにするんですと。
刃先に原型を感じながら慎重かつ大胆に。

原型の周囲で切れてないところは切る場所を
間違えないよう開きながら切る。

切れました。


原型をすぽっと取り出す。

まぁちょっと難アリだけど何とかできました。
やや泡が追い出しきれてないけど大丈夫。

ホコリが付きやすいので注意のこと。


サーフィスゲージ

2012/01/18

日本語でいうと目安棒。

人形がどこまで動いたのかを確認する目安にするもの。

海外だとトースカンをそのまま使っていることも多いとのこと。

どうやら手元にある材料で近いものは作れそうなのでやってみます。

まず材料。
100均でかったフレキシブルミラー。
ダーツのコンバージョンチップ。
真鍮の丸棒。
M3ネジ8mm長。

今回はガラス扱うので自己責任でお願いしますね。

昔のはネジ部のスペーサーが金属で作りもしっかりしてたのが
最近のはコスト削減か樹脂製のスペーサー。

奥の方のネジの横の白い部分がスペーサー。




こんな感じになってる。












ここにソフトダーツをハードダーツに変えるコンバージョンチップというものをねじ込む。
昔ダーツやってたので一杯あるからね。

位置が分かればいいので針金でもOK














ただネジ径が違うので樹脂の穴を丸やすりでゴリゴリ削って広げてねじ込む。











次にミラーが飛散しないようテープをミラーに張ってから電動ドリルで穴あけ。

途中で裏のミラーのせいでドリルが入らなくなってくるので
キリのようなものでガラスを割りながら穴を貫通させて行く。

このときかなり細かくガラスが割れるので危険
皮膚を貫通すると血管に乗って心臓に達するので死ぬぞと
昔、工事現場でバイトしてたときにおじさんに言われたような。



結構ガラスは粘着力が強いので無理に剥がそうとすると危険。
飛散しないようにテープを張ったままゆっくりドライバーなどでこじって剥がす。












綺麗に穴が開いたら、それをアタリにして真鍮棒にも穴を開ける。
後でネジを切るので垂直に垂直に。












穴が開いたのでM3のタップでネジをクルクル彫って行きます。














ガラスがなくなった分、ワッシャーをかまして(今回は3枚)歪まないよう。

で、ねじ込む。













後でシールのゴム足を付ける。

完成。

真鍮のアンカーはもっと厚いのの方がいいかも。
これだと結構動いちゃいますわ。



スカル君1号:シリコン型取り

サイズが小さいし凹凸ないのに両面複製面倒だなーと思って
型取りの方法を色々調べてたら

紙コップを使って簡単にシリコン型を作る方法を発見。

コタツガさんを参考に実際に作業してみました。


針金ついたままのスカルくんの針金をぐぐっと曲げて
紙コップのふちに安定して載るようにします。















モノがセンターに来るよう調整。













んで、紙コップに水を入れてシリコンの量を調べる。
150mlで良さそう。
同じようなものを2個複製するので300ml。
分かりやすい。


今回使うシリコンは弊社wheel_art氏お勧めのコトブキヤシリコーン。
硬化剤が青なので混ぜやすいのと後で湯口を掘るときの硬さもほど良いとのこと。









で、シリコンの用意

まずはふたを開けて中をかき混ぜます。比重で底の方に沈んでいるのを攪拌。



コトブキヤのシリコンの説明によると冬場は(今は1月)

主剤:硬化剤=100:4

なので

300ml:12ml

で混ぜます。





まだデジタルスケールが届かないのでディスポカップと計量スプーンで量を測ります。
割とアバウト。













硬化剤を混ぜます。
作業時間は1時間~1時間半取れるので焦らずに。









中々混ざらないので念入りに奥のほうもグルグルします。
ブルーハワイ的なね。

で、2つに分けて紙コップへ。
この後、泡があがってくるまでしばらくトントン叩いたりしながら待ちます。








良きところでシリコンを綿棒等で原型に塗る。
原型が簡単な形状なのでアレですが、一応くぼみにも入るよう塗り塗りします。


原型をシリコンに沈めて位置を調整したらビニテで紙コップに固定。

あとはひたすらトントンして空気を追い出す。












あとは乾燥させればOK。
明日から京都なので硬化時間が計れないのが残念。

つか初の型取りでいきなり楽な方法試してちゃダメだな。。。

おゆまる複製

2012/01/16

おゆまるで複製はいろんな人が紹介してますが

パッケージに原材料表示がないんだよね。

で調べたところ



オレフィン系樹脂という素材だそう。


オレフィン系樹脂とは?
二重結合を1箇もった鎖状炭化水素の総称で、結晶高分子からなるため結晶化度により物性が変化する。この系統の樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピレンがある。オレフィン系樹脂は、一般的に比重が小さく、耐薬品性が良く、射出流動性も優れているが、成形収縮率が大きく塗装、接着、ホットスタンプなどの二次加工が劣る。 


ということだと。
ポリエチレンとかに近いということは人肌のゲルは適合性高いのかな。








で、おゆまるで複製テスト。




おゆまるを熱湯に入れ2-3分。
ちなみに写真のようにポリプロピレンの容器(いわゆるタッパー)だと
底にくっついてしまうので箸で水中をキープ

軽くタオルのような毛が抜けづらいもので水を切って

気泡が入らないようになるべく粘土のようにこねないでうまく伸ばしながら容器に。
ここでは万年塗料皿を使用。


型取りする手をぐにっと押し付け、隙間が無いよう慣らす。
その周りに適当な棒でダボをあけてます。


そして冷やす。冷蔵庫で10分程度冷やした(量によって違うそう)




んでカチカチになったのを確認後、反対側もぐにっと押し付け冷やす(冬なので外気で)














で取り外す。


離形剤はつけてなくても全然くっつかない。


これ良いわー。

フランケン爺さん

リアル系のもどれくらい時間かかるのかトライ。

グレースカルピーで顔作ってみる。

グレースカは買ったばかりだと柔らかいというのだけど
割とちょうどいいくらいなのでいい感じの頃合の在庫だったのかね。

今回は

「ほどほどフランケン」

というゆるーいお題で進めます。
モンスター感を強めすぎずやや人に近づける感じで。

アルミで芯作って
ぐにぐに盛ってベース作り。

 骨とかの位置を大まかに決めて


 ひたすら作りこむ。




どうも粗い作りこみの段階では金属製のスパチュラより
急遽作った自作の竹べらが丁度良かった。
なんか金属だと容赦ない感じがして、
ちょっと甘めの先端でそーっとそーっと盛りたい気分。
まぁ有機的なものはそれでいいのかな。

あとは自作のかき出しべらっぽいの。
竹にピンセットをつけてます。


















ここまで3時間くらい。
疲れたのでエナメルシンナーで一度表面をならして
今日は作業終了。


スーパースカルピーはややモチモチ
グレースカはコリコリしてる感じ。

スカルピー塗装

とりあえず焼きテストで使ったスカルピーを使って
塗装テストをしてみます。


今回はアクリルガッシュを使用して筆塗りでぐりぐり。
サフを吹いていないのですが結構普通に乗ります。
ほとんど薄めずに塗ってます。

筆塗り自体が何十年ぶりなのでタッチを変えつつ
色々描いて見ます。

だんだんよく分からないものになってきたような。。。
ガッシュは極端にマットな仕上がりになるので
たまたまあったラッカー系のクリアーを吹いてトップコート。

アクリルにラッカー上塗りで溶けると思ったけど
今回は大丈夫だった。
まぁダマになるほどでなきゃいいのかとも思うけど要注意。


どこかの民芸品みたくなっちゃいました。















筆の味を生かすなら昔よく使ってたのもあるので
ガッシュで良さそう。筆も一杯あるし。
マチエールの出し方とか扱いが比較的分かってるので。

ガンプラ世代なのでプラモ系の塗料も一通りやってはいるものの
社内でやっているので極力臭くないほうがいいし。
でも塗りやすいんだよねエナメルとか。

後は綺麗に塗るならやはりエアーブラシが必要か。



曲がるもの②

曲がるものシリーズ

一発目はラバー君。


ラバー君とは
下町のマエストロこと杉野ゴム化学工業所が開発したシリコンゴム粘土。
ラバー状の粘土でスカルピーのように焼くことで形状が安定します。

ちょっとモチモチした練り消しのような感じ、思ったよりやわらかい。
手を作ってみます。

膨張するとのことなので指とか細めに。

で焼いてみる。
アルミにくるんで5分。


色んな人のインプレを読んでいたので何となくは分かっていたけど。。。


ぼってぼてのパンパン。コントロールできん。

輪切りにすると。気泡がたんまり。


無理やりアルミ線を突っ込んで可動させてみましたが
うーん。。。




長所
1、手軽。
2、焼いた後はあまりべたつかず引っ張り強度も意外と強い。経年劣化の程はまだ分からない。
3、混色も可能

短所
1、造形がしづらい。形状記憶の如く中心に向かって球に近づこうとして縮んでいくので
数分置いておくと形が変わる。予測しながら作らないといけない。細かいのは無理。
2、当然型には入れられなそう。入れるのは出来ても形状の戻り分は計算できなそう。
3、焼くと膨らむ
4、害はないそうだがエポキシっぽい独特のにおい。


もしかしたら長時間型にはめておいて分子が安定してから焼くと多少いいとかあるかもしんない。
あと凍らせて削るとか。


小さい造形には向いてないのである程度の大きさが必要。
トライアルしまくるか。


パッと作れる気軽さはいいなぁ。いい商品。

曲がるもの①

2012/01/15


自分で好きにキャラクターをデザインすると
どうもオールドカートゥーンの影響が強いので
腕、足など棒のような細いデザインにしてしまう。

















なのでワイヤーアーマチュアで使える軟質素材を色々検証するべくリストアップ。
気になるのは経年劣化。


1、銅単線の電線
いわゆる電線だけどミリスペック(軍用の規格品)や屋外用のものは被服も長年持つように改良を重ねていて割とケミカルの最先端なのでは?と予想。
屋内使用で20-30年は持つものも多い。銅線も曲がりに強いといいなぁ。
被服はシリコン系のものも多いので塗装が難かなぁ。


2、SUMITUBE
熱を加えると縮む熱圧縮ゴムチューブ。
アルミで芯を作ってから被せるとある程度形状が作れると思う。
但し劣化は速い(電気屋のオヤジ談)
マットな感じで色も数色。多分塗料は乗るかな。


3、中空のゴムチューブ
ハンズなんかで売ってるけど、6mm径しか見つからない。
まず塗装できないよね。


4、シリコンゴム
シリコン同士の相性があるみたい。縮合型のシリコンで行けるそうだけど要検索。
劣化は早いとのこと。色は。。。なにかと混色だろうな。


5、人肌のゲル
超軟質特殊ウレタン樹脂とのこと。硬さは3種類ある。これも相性があるみたい。
顔料で色つける。劣化しづらい!と謳ってるけどどうかな。


6、ラテックス
液状ゴム。昔からよく使われてる。水性塗料で混色。


7、フォームラバー
発泡させたラテックス。フワフワ。これも人形ではよく使われるんだけど
触感が苦手。鳥肌が立つのです。


8、ラバー君
下町のマエストロこと杉野ゴム化学工業所謹製のシリコンゴム粘土。
加熱すると安定する系。扱いが難しいとのこと。
ラバー君同士の混色が可。


9、すけるくん
スイーツ系のミニチュアづくりで評判の透明粘土。引っ張り強度は低そう。
混色可。


10、おゆまる
一部モデラーに大人気。型取りにも使える樹脂。
暖めると柔らかくなっちゃうので多分使えないだろうなぁ。


11、Zubber
アメリカで売ってる速乾性のゴム?の玩具。
日本では未発売なので取り寄せ中。






さてさて
試せるものから試していきましょ。


スカル君1号:スカルピーでスカル

2012/01/10



焼きテストも終わったので
人形の造形に入ります。

初スカルピーのモチーフはスカルくんです。

テストなので芯材は特に気にせずどんどん盛って行こうと思います。




まず、アルミをねじねじして芯を作ります。














そこに盛り付けしていきます。
手でどんどん整えていって、大体形になってきたらスパチュラという金属のへらを使って細かいところを作っていきます。


いきなり出来てるけど。。。

形になってきたので目を筆の裏側で押し込んで作ります。
鼻の穴はソフトダーツのチップでプスッといきます。

ここまでで約3時間。慣れてない。。。







ここで焼きます。
とりあえずと適当にアルミホイルでくるんだら、接触したところがガビガビになってしまったので修正。。。

で、余裕を持ってアルミホイルでくるんで。
火に近くなりすぎないよう芯のアルミ棒をぐにっと倒してます。

20分くらい焼いて見ます。
このトースター最大時間が15分なので面倒。
たまに見て焦げてないか確認。方向も変えます。




どうじゃろ。いい感じに焼けたかな。
ほとんど見た目変わらないけど濃い色になってます。

しかしTAMAYAの製品が部屋に置いてあるだけでちょっと嬉しいのは何でだろう。






焼きスカルピー

2012/01/09

やっと人形の造形に入れる。

素材はスーパースカルピー

















会社においてある温度調節のできないトースター(930W)で焼くので
まず試し焼きをします。

適当にコネコネしたサイズの違うスカルピー。
それぞれ違う条件で焼いてみます。

アルミでくるむ。
直火で焼く。




トースターに入れて15分焼いて見ます。
途中方向を変えたりして焼きムラが出来ないよう。


こんがり焼けたかなー。


焼けた。焦げた。。。
細いのは黒こげ。そりゃそうか。

アルミでくるんだのは問題なさそう。

ちょっと削ってみるとカリカリといい感じに削れます。
焼きが甘いとぼそぼそとなってしまうそう。

大体3CM程度の球ならアルミでくるんで15分ー20分
小さいパーツは様子を見て5分くらいでいいかも。

もうちょっと実験してみます。



 

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