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ガッデム重力

2012/03/26

ストップモーションにおいてはとにかく固定が大事。
カメラも照明も人形もがっちり固定。

造形やアニメーション等のクオリティもさることながら
ここでクオリティに大きく差が付くと思います。

とにかく土台ががっちりしていることで
より繊細なアニメーションを付けることが出来、
ライティングやカメラワークなども納得いくまで詰めることが出来るというもの。

単純にガクガク揺れるアニメって観ていてキツイこともあるよね。


で一般的な固定法を挙げてみると

主な足の固定法としては2種類。

1つ目は日本式と呼ばれる、コルクシートに虫ピンを刺して固定する方法。
2つ目は欧米式と呼ばれる、有孔ボードにボルトナットで固定する方法。

日本式はワイヤーアーマチュアなどの比較的軽量のもの、
欧米式はボールジョイントアーマチュアなどのがっしりした
骨組みを持ったもので使われるケースが多いようです。

これは使われる人形のサイズにも起因していて
日本では20CM程度が標準なのに対し、欧米では30CM程度と
なんだか撮影環境なんかにも依存してそうな違いがあります。

全体の保持としては

コープスブライド辺りから日本でも良く使われるようになったタンク(戦車)での固定法。
ジャンプする動きや、空を飛ぶものなどにも使われるけど
通常の歩行系のアニメでも足の固定が困難な形状やサイズのもの、
自重が支えきれない構造のものなどは複数の戦車で動かすことも。

人型や生き物であれば腰の位置に固定することが多いと思うので
これは3DCGとも共通するところ。

後は吊り用のリグ(装置)。
これは上にレールを引いておいて戦車を逆さにしたようなアームで固定するケースが多いよう。

戦車にせよ、吊り具にせよ
裏に綺麗に隠れればいいけど、後で見切れてしまった分は
マスク処理しなければならないという欠点があります。
ブルーバック撮影の場合は戦車自体をブルーで囲ってしまったり、塗装することで
ある程度は回避できるけど複雑に影が回りこむと抜けなかったり。

当然重量が増せば安定はするけど、今度は固定装置が大掛かりになっていくというジレンマ。
いいもの作るには手間を惜しんじゃダメということか。

しかし何かいい方法無いものかね。




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